未養生モルタル下地

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株式会社コバソウ wrote

■施工手順

(1)下地の水分の状態を確認
(1)ポリエチレンシートを用いた簡易的な下地の水分の確認方法
①約1M四方のポリエチレンシート(t;0.15㎜以上)をモルタル面に広げ、空気が逃げないよう周囲を粘着テープで止め、一昼夜放置する。
②)一昼夜放置後のモルタル面の変色状況及びポリエチレンシートの状況に応じて、以下の工法で施工を行う。
(2)高周波水分計(HI-520型)にて、D.MODE厚さ㎜:40、温度:AUTOに設定し数値を読み取る。
(3)トーチランプやガスバーナーで下地をあぶり、色の変化や水滴の有無を確認する。

 

(2)水分の確認結果と施工方法、床材の張り付け
◎確認結果

①モルタル、ポリエチレンシート共に変化がない場合。
②高周波水分計で数値が440未満の場合。
③トーチランプ等で下地をあぶっても下地が黒っぽく変色しない(変化がない)
⇒床材に適した一般用接着剤で施工。

①モルタルに黒っぽく変色が認められる場合
②高周波水分計で数値が440~620未満の場合。
③トーチランプ等で下地をあぶった際に、下地が黒っぽく変色する。
⇒床材に適した耐水用接着剤で施工。

①モルタルが明らかに黒く変色し、シートには水滴が付着している場合。
②高周波水分計で数値が620以上の場合。
③トーチランプ等で下地をあぶった際に、下地が黒っぽく変色し、水滴が付着する。
⇒施工を延期し、下地の乾燥を継続する。

 

(備考)
(1)床材及び接着剤は、極力前日までに搬入し施工環境に慣らして下さい。
(2)ビニル床シートなどを施工する場合は、施工に先立ち、巻癖、伸縮を取り除く為、仮敷きを行ってください。タイル系床材は反り等が生じないよう、平滑な場所で保管してください。
(3)冬季低温時(5℃以下)の施工は、ジェットヒーターで採暖をとるなどでして施工をしてください。
(4)施工後、急激な温度変化が生じると、床材が伸縮し、目透きや突き上がり、反りが発生し易いのでご注意ください。
(5)床材張り付け後、床材に適した継ぎ目処理などを行ってください。