モルタル・コンクリート下地

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株式会社コバソウ wrote

■施工手順

(1)下地の状態の確認
(1)下地の養生・乾燥が十分であるかを高周波水分計(HI-520型)で確認する。(D.MODE厚さ㎜;40、温度;AUTO)
⇒測定値が440未満の場合は、標準施工を行う。
⇒測定値が440~620未満の場合は、耐湿施工を行う。
⇒測定値が620以上の場合は、施工を延期し下地を乾燥させる。

(2)下地表面が弱い場合や粉っぽい場合は「フロアシーアップ」を塗布・乾燥させる。
下地内部まで弱い場合は、床材施工を避けるか、下地を強固に作りかえる。

*トーチランプやガスバーナーであぶり下地が黒っぽく変色しない場合が標準施工の目安になります。

 

(2)清掃
(1)モルタル、コンクリートの突起物をスクレイパー等で削る。
(2)湿潤ノコ屑を撒き散らし、箒で掃きとってモルタルかすなどを取り除く。

 

(3)パテ
(1)「アースシール速硬」等で下地の亀裂、凹部などを埋め、下地を平滑にし完全に硬化・乾燥させる。
(2)下地にコテムラなどを全体的に不陸がある場合は、「アースコート60」で下地全面を平滑にし、完全に硬化、乾燥させる。

 

(4)床材の張り付け
(1)床材、施工環境、使用状況などを加味して適合する接着剤を選定する。
(2)接着剤を下地に塗布し、所定のオープンタイムをとる。
(3)床材を張り付け、圧着可能時間内にローラー等を掛け、床材と接着剤を十分に馴染ませる。
(4)床材張り付け後、24時間程度は極力人通りを避けると共に、1週間程度は直射日光や急激な空調の使用などを避け、換気をよくして養生する。

 

(備考)
(1)床材及び接着剤は、極力前日までに搬入し施工環境に慣らして下さい。
(2)ビニル床シートなどを施工する場合は、施工に先立ち、巻癖、伸縮を取り除く為、仮敷きを行ってください。タイル系床材は反り等が生じないよう、平滑な場所で保管してください。
(3)冬季低温時(5℃以下)の施工は、ジェットヒーターで採暖をとるなどでして施工をしてください。
(4)施工後、急激な温度変化が生じると、床材が伸縮し、目透きや突き上がり、反りが発生し易いのでご注意ください。
(5)床材張り付け後、床材に適した継ぎ目処理などを行ってください。
(6)屋外は半屋外など、施工後水の影響を受ける場所では、耐水用接着剤をご使用下さい。

 

■使用商品 (施工m2数)

●フロアシーアップ

商品番号
荷姿
施工m2数の目安
291-111
18kg
360㎡/18kg(2倍希釈)
291-112
4kg×4
80㎡/4kg(2倍希釈)

 

● アースシール速硬

商品番号
荷姿
施工m2
293-101
5kg×4
5m2/5Kg
293-102
1kg×20
1m2/1Kg

 

● アースコート60

商品番号
荷姿
施工m2
293-801
4.5kg×4
5m2/4.5Kg(1㎜厚)