既存床下地 (平滑なビニル床シート)

株式会社コバソウ wrote

原則として床材は剥がすことをお勧め致します。
■ チェックポイント
(1) 長尺ビニル床シートの下地への接着性はよいか?
→ 接着性がよくない場合は、長尺ビニル床シートを剥離する。
(2) 長尺ビニル床シートの表面は平滑か?
→ 凸凹模様がある場合は、床材を剥がして下さい。

 

■ 施工手順

(1) 下地の状態の確認
(1) 下地のシートに浮き、剥がれがある場合は、「プラゾール瞬間」等で補修する。
シートの欠損部は「アースタック」で平滑にし、完全に硬化・乾燥させる。
(2)下地のシートにワックスが塗布されている場合は、「グリント・リムーバー」で除去し、乾燥する。油分などの汚れがある場合は、洗剤などで除去し乾燥させる。

 

(2) 床材の張り付け
*直張り工法

(1) ウレタン系接着剤「プラゾールUF」、「プラゾールUF-1」を下地に塗布し所定のオープンタイムをとる。
(2)床材を張り付け、圧着可能時間内にローラー等を掛け、床材と接着剤を十分に馴染ませる。
(3)床材張り付け後、24時間程度は極力人通りを避けると共に、1週間程度は直射日光や急激な空調の使用などを避け、換気をよくして養生する。

 

*全面下地処理工法
(1)「リフォームシール」を床材面が見えなくなる様(厚さ0.3㎜程度)ローラー等で塗布し、下地全面を平滑にし、完全に硬化・乾燥させる。
(2)床材、施工環境、使用状況などを加味して適合する接着剤を選定する。
(3)接着剤を下地に塗布し、所定のオープンタイムをとる。
(4)床材を張り付け、圧着可能時間内にローラー等を掛け、床材と接着剤を十分に馴染ませる。
(5)床材張り付け後、24時間程度は極力人通りを避けると共に1週間程度は直射日光を避や急激な空調の使用などを避け換気をよくして養生する。

 

(備考)
(1)床材及び接着剤は、極力前日までに搬入し施工環境に慣らして下さい。
(2)ビニル床シートなどを施工する場合は、施工に先立ち、巻癖、伸縮を取り除く為、仮敷きを行ってください。タイル系床材は反り等が生じないよう、平滑な場所で保管してください。
(3)冬季低温時(5℃以下)の施工は、ジェットヒーターで採暖をとるなどでして施工をしてください。
(4)乾燥モルタル下地などと比べ全く吸い込みがないため、接着剤塗布後のオープンタイムや養生期間は長めにとるようにしてください。
(5)施工後、急激な温度変化が生じると、床材が伸縮し、目透きや突き上がり、反りが発生し易いのでご注意ください。
(6)床材張り付け後、床材に適した継ぎ目処理などを行ってください。

 

■ 使用商品 (施工m2数)

● プラゾール瞬間

商品番号
荷姿
714-001
20g×10×10

 

● アースタック

商品番号
荷姿
施工m2
293-701
5kg×4
5㎡/5kg(1㎜厚)
293-702
1kg×20
1㎡/1kg(1㎜厚)

 

● グリントリムーバー

商品番号
荷姿
施工m2
296-601
18リットル
2700m2/18L(20倍希釈)
296-602
3L×6
450m2/3L(20倍希釈)
296-603
1L×16
150m2/1l(20倍希釈)

 

● プラゾールUF

商品番号
荷姿
施工m2
286-101
18kg
50㎡/18kg
286-103
9kg×2
25m2/9Kg
286-104
3kg×6
8m2/3Kg

 

● プラゾールUF-1

商品番号
荷姿
施工m2
286-302
16kg
43m2/16Kg
286-304
3kg×6
8m2/3Kg

 

● リフォームシール

商品番号
荷姿
施工m2
293-901
3.6kg×4
10㎡/3.6kg